homereports on history 雑学・事件の検証etc...レポート
A kind to be loaded with a stone/石積みの種類

野面(のづら)積
有岡城
乱積(らんずみ)の一種。
自然石や切り出した石を加工せずありのまま使用する。石が不揃いで目地に(めじ)に隙間が多くできるので排水はよい。
勾配は直線的で、傾斜がゆるいので敵がのぼりやすい。
打込(うちこみ)ハギ
大坂城
石の角を少し叩き、積石と積石の合端(あいば)を合せる。
一番多く使用されている積み方。
切込(きりこみ)ハギ
江戸城
ノミやタガネで石を削り、石と石の歯口を密着させて、目地に隙間を作らない。石垣の隅石には必ず使われ、枡形・城門・天守台の石積みに多い。
矢筈(やはず)積
松山城
大きさの同じ角石を地盤の傾斜にそって順番に落とし込むように積み上げる。
目地が「V字形」か「人形(ひとがた)」、矢筈形の対角線上に連続していて安定している。
笑い積
大垣城
自然石を積み重ねた野面積だが、石の隙間が開いた(笑っているような)口の格好に見える。
井楼積
津城
石垣の隅は細長い石を交互に組み合わせる。
強度が増し、見た目も美しい。
準備中
備前積
できるだけ目地の隙間を作らぬよう、自然石を選んで積み上げたもので、「野面石一点張り技法」といい、備前池田藩一党の石工技術。

牛蒡(ごぼう)積
小諸城
野面の中でも奥行きのある胴長石を用いる。>
各石の胴の長さ(控長)は面の長辺の3倍程度が通常。
その中に適当な力(ちから)石がはめ込まれている。
亀甲積
佐賀城
六角形の石を規則正しく積んでいく。手間暇がかかるので予算と工期に余裕がなければできない。
松前城本丸天守台・二条城大手門石塁(一部)・江戸城大手門石塁(一部)

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