安芸城 aki-castle 高知県安芸市土居

枡形虎口/土塁(左列) 内堀跡/毒井戸(右列)


攻城年月日
2012/吉日


【歴   史】
鎌倉時代の延慶元年(1309)に安芸親氏が築城したという。永禄12年(1569)、城主国虎のとき長宗我部元親の攻撃に破れ、落城。元親は弟の親康を城主とし、後に家臣の岩神氏が城を預かった。長宗我部氏の支配が約30年間続く。
慶長6年(1601)土佐へ入国した山内一豊は、佐川、宿毛(宿毛城)、窪川、本山、安芸の5ヶ所の城に重臣を配置。内堀に囲まれた土居内に屋敷を構え、枡形の櫓門や土塁上の塀など周辺を整備していった。土居の外には家臣団の居住地である廊中を整えた。国家老の五藤為重が入城。元和の一国一城令で、為重は城を居館形式に改築。家老職五藤氏が6代に亘り居城とした。
なお、安芸氏は壬申の乱(672)に破れ、土佐へ配流となった左大臣蘇我赤兄の子孫と伝えられる。


memo
丘城跡をすっぽり囲んだ陣屋跡、大手の虎口が異様に立派。

photo:ばつまるさん


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