滝山城 takiyama-castle 東京都八王子市丹木
takiyama-castle photo
本丸の城址の碑/曳き橋を渡り中の丸から本丸へ/本丸は南北二段に分かれる/曳き橋を堀から見上げる(左列)
中の丸は城全体の北側本丸と対に配置されている/本丸枡形虎口の土塁
/上段からの眺め・左側からの秋川が多摩川に合流/喰違い虎口は堀と土橋がS字型になっているのが特徴(右列)


別名 --- 築城年代 大永元年(1521)
縄張・種別 ---/平山城(丘城) 築城者 大石定重
遺構 曲輪跡・土塁・空堀・堀切 etc
復原 ---
国指定 史跡
攻城年月日 2005/2/6


【構   え】
多摩川と秋川が合流する地点の南側に広がる加住丘陵の中ほどに位置する標高160mの城跡。周囲は豊かな雑木林に覆われ静かな公園になっている。城址としては規模が大きく、縄張りも複雑で日本有数の遺構である。
当時は深く広い空掘や土塁により区画された大小30の郭群があり、自然の地形を巧みに利用した要害であった。

【歴   史】
大永元年(1521)武蔵国守護代であった大石定重が築城し、高月城から移転したと伝えられる。後の永禄元年(1558)に定久の養子として入城した北条氏照により大改修が行われた。
永禄12年(1569)甲斐の武田信玄が小田原へ攻め入る途中に2万の兵で滝山城を囲み、二の丸まで攻め寄せるほどの攻撃を加えたが、城方はよく耐え落城をまぬがれた。氏照はこの戦闘後武田軍に備えるため、戦略上の利点から天正12−15年(1584−’87)ごろ八王子城を築き拠点とした。

photo:あられ


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