松江城 matsue-castle 島根県松江市殿町城山

二の丸跡/太鼓櫓(左列) 天守/中櫓(右列)

天守
山陰唯一の現存天守。
5重5階地階1階で、大入母屋の上部に2重の櫓を乗せた望楼式である。
入口に付櫓(写真参照)がある複合型で地階には井戸があり、3階の石落しが1階の屋根裏に張り出す珍しい構造。千鳥破風が美しいところから「千鳥城」ともいう。
鯱は現存天守最大の木製・青銅張りで高さが2.25mと大きなものだ。


別名 千鳥城 築城年代 慶長16年(1611)
縄張・種別 梯郭式/平山城 築城者 堀尾吉晴
遺構 天守・石垣・堀
復原 本丸南一の門・同続多聞櫓
国指定 史跡 重文=天守
攻城年月日 2003/12/10


【構   え】
穴道湖畔にあり、亀田山の丘陵を利用して天守を中心に本丸・西と南に二の丸を置き、内堀で囲み、南を大手とし、三の丸を平地にした典型的な平山城を構成。

【歴   史】
慶長5年(1600)関ヶ原合戦で戦功のあった堀尾吉晴が出雲の月山富田城(尼子氏4代80年の居城だった...ああ「八墓村」(^_^;))から24万石で出雲・隠岐に入封し、この地に築城した。
3代忠晴に跡継ぎがなく絶えてしまう。
次に若狭・小浜城から入封した京極高次の子・忠高(高次の側室の子ではあるが、正室である浅井長政とお市の二女・お初に大切に育てられたという)は一代で断絶。
寛永15年(1638)徳川家康の孫・松平(結城)直政が信濃国松本城から18万6000石で入封、215年10代在城。

【攻城記】
城の回りを掘割とし、船で直接宍道湖の中海に出られるようになった水城的な城といえるでしょう。

photo:ばつまるさん


Back
Home