大館城 oodate-castle 秋田県大館市中城

内堀跡/土塁跡(左列)
本丸跡(右)


別名 桂城 築城年代 天文19年(1550)
縄張・種別 ---/平山城 築城者 浅利勝頼
遺構 堀・虎口の石塁・本丸土塁
復原 ---
国指定 ---
攻城年月日 2010/吉日


【歴   史】
天文年間に浅利勝頼が築城。安東氏に対抗する拠点として築かれたが、勝頼が安東愛季により騙まし討ちにあい亡くなると安東氏の城となる。城代として派遣されていた安東氏の武将が南部氏に寝返ったため、大館や比内地方は南部氏の領地となった。秋田実季(愛季の子・安東から改姓)は、大館城を奪回することを決意し、隣国の津軽為信の仲介で浅利氏と和解する。天正16年、浅利氏の協力をえて、実季は比内地方一帯から南部氏を追い払い、浅利氏に旧領を回復させた。その後同18年の太閤検地で秋田氏の領有となる。
慶長7年(1602)国替えにより秋田氏は常陸国(茨城県)に転封。佐竹氏入城。明治維新まで佐竹西家の居城となる。
戊辰戦争では南部藩の攻撃を受け、城代の佐竹義遵が城に火を放ち、城下とともに灰燼に帰した。

photo:ばつまるさん


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