片倉城 katakura-castle 東京都八王子市片倉町

主郭近くの空掘/二の丸/本郭(左列) 奥の沢/片倉沢/空掘(右列)


攻城年月日
2006/6/吉日


【歴   史】
室町時代に大江広元を祖先とする大江備中守師親が築城したとか、一族であり家臣の長井時弘が居城としていたとか、他にも諸説あり。
15世紀の後半の中世城郭の典型的な縄張が特徴。郭跡・空堀・土塁とうの遺構がある。
とき々の領主が砦としていたということで、地理的にも構造的にも重要な位置にあったと思われる。

【攻城記】
まったく不思議な城でやんす。
湯殿川と兵衛川に挟まれた肥沃?な土地で本丸もそんなに小さくないんですが、それに続く二の丸がバカデカイ!また見た目よりも外周が急峻な崖と片倉沢と奥の沢の二つの沢(いずれも城内に源泉!)があり複雑な谷あいを形作りこれを攻めるのはかなりの手勢と死者を覚悟でないと難しいでしょうね。
二の丸から奥の沢を望むとまったく「人がゴミのようだ!」と言いたくなるような地形でした。
凄い!小さいのに遺構がほとんど無いのに凄い山城でした。もし戦国の世になったらあの場所欲しい!
こんな近くにあんな凄いところがあるとは知りませんでした。でも本当に遺構は跡形も泣く残っていません。写真の橋もコンクリート製です。
ちなみに立川の空技敞と飛行場防衛のための高射砲陣地にされ戦後はGHQが遺構のことなど構わず(日本軍も一緒か!)破壊の限りを尽くしたそうなので仕方ないともいえますね。

photo:Squareさん


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