犬山城 inuyama-castle 愛知県犬山市犬山

木曽川と標高80mの城山(左) 天守は2004年春まで「成瀬家」(私有)の城であった(右)

木曽川と天守
かつて江戸の大儒荻生徂徠が、優美な景色に、唐の大詩人李白の詩の情景に似ていると、「白帝城」と呼んだ。
天守
高さ5mの石垣に19mの天守、3層4階建て。1階、武者隠し・納戸・敵を侵入を防ぐ石落し/2階、武具の間/3階、破風の間/4階、高欄の間。


別名 白帝(はくてい)城 築城年代 天文6年(1537)
縄張・種別 ---/平山城 築城者 織田与次郎信康
遺構 天守
復原 模擬=本丸鉄門・櫓
国指定 国宝=天守
攻城年月日 ---


【歴   史】
天文6年(1537)犬山城の前身木下城は、織田信康が築いた。
信康戦死後、子の信清が継ぐが永禄7年(1564)信長に攻め落とされ甲斐に逃亡、池田信輝、信房、織田信雄の家臣中川定成などが城主となる。
天正12年(1584)小牧長久手の戦いで秀吉が着陣し、小牧城の家康と睨み合う。
文禄4年、石川貞清が城主となり、現在の城山に築城する。
慶長5年(1600)松平忠吉の付家老 小笠原吉次が入り、次いで徳川義直の付家老平岩親吉が入った。
元和3年(1618)親吉没後、成瀬正成が3万石で入り、代々尾張徳川家の付家老として明治に至った。
昭和10年に天守が国宝に指定、今も、成瀬さんが城主という、国内唯一の個人所有の城(うらやまし〜)

photo:シリウスさん


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