金石城 kaneishi-castle 長崎県対馬市巌原今屋敷

石垣(左) 櫓門(右)


攻城年月日
2006/5/14


【歴   史】
享禄元年(1528)の内乱で、宗氏の「池の館」は炎上焼失した。乱後、清水山の麓、島分寺(国分寺)があったと伝えられるここ金石に、宗家14代将盛(masamori)は、館を移して「金石の館」と称した。寛文9年(1669)21代宗義真(yoshizane)が城郭を改修し、櫓を築いて「府城」または「金石城」とも称した。この時代には、全国的に豪壮な築城が流行したが、対馬では天守閣をもつ城は築いていない。往時の偉容をしのばせる城壁や庭園
の池などが残っている。大手の櫓門は大正8年(1919)に解体されていたが、模型と当時の写真にもとずき、平成2年再建された。
背後に清水山城址、前を流れる金石川上流に万松院(対馬藩主であった宗家の菩提寺)がある。

photo:ばつまるさん


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