homereports on history 雑学・事件の検証etc...レポート
kazatori-mountain pass/row of pine trees/中仙道/笠取峠の松並木


住所:長野県北佐久郡立科町

この峠道は、日本橋に起点する5街道のひとつ「中仙道」の笠取峠(別称-雁取峠)。※「中山道」とも書く。
関ヶ原の合戦後の慶長6年(1601)徳川幕府は東海道に傳馬制を実施し、翌年には中仙道などにも着手した。慶長9年幕府は諸街道の改修、一里塚の設置とともに街道筋に松や杉を植えて並木道をつくらせた。
この峠は慶長2年(1597)に設けられた芦田宿と≒一里半(6KM)の距離を隔てた長窪宿の間にある。
松並木は、小諸藩が幕府から下付された数百本の赤松を、近隣の村人とともに峠道≒15町(1.6KM)にわたり植樹した。
歌川広重の「木曽街道六十九次」の”芦田宿”に描かれている中仙道の名所である。

従是東小諸領の石碑
小諸藩が文化3年(1806)に領地の境界に石標を設置した。東側は小田井宿と追分宿との間の追分原に「従是西小諸領」の石標を建立した。西側は笠取峠に「従是東小諸領」と刻まれた石標を建てた。これはその石標を復刻したもの。<説明札より>
金明水
江戸時代からの湧き水で、現在でも喉を潤すことができる。(左下)


2005/10/9
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