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製作者紹介
平和台駅南口の美容室「流行通信」の松本さんに古墳時代のひとびとの髪型を再現していただいた。
-製作者コメント-
男性の方が女性より長い髪が必要。熟練しないと、なかなかひとりで結うのは難しいだろう。
※松本さんは2007/5より倫敦へ留学中。 |
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埴輪 盛装の男子と 腰掛ける巫女<東京国立博物館> |
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男性
男性の埴輪で一般的なヘアスタイルは「美豆吉」といわれる左右を2つに分けて結んだ形。
盛装した男子は長く肩まで垂らした美豆吉に飾り紐を巻く。農夫などは左右に振り分けた髪を小さめに結んだ「上げ美豆吉」だ。
髪の結い方は身分や職業により相違があったと思われる。 |
-結い方- |
@.髪を左右に分け、一方を細くまとめながら耳の後ろ側で下から上にまわす。
A.円を描くように手前に下ろし、さきほどの半分のところまで上げる。
B.真ん中より上で耳(内側)の方から外側へ髪を巻き、くるくると2重に結わえる。
C.もう一方も同じように結う。 |
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女性
「埴輪」からしか髪型を知ることができないが、全国に共通した特徴として頭上に髪を模した粘土板をのせ、その中央を粘土紐で結び緒が表されている。中には自然な形で折れ曲げてリアルに表現した作品もある。
ひとの髪で結うと写真のようなすっきりしたアップになる。祭祀の中心的役割を果たす巫女は、「意須比(osui)」という袈裟衣に似た幅の広い祭服を着て、化粧をし腕輪や首飾りで華やかな雰囲気を出していた。 |
-結い方- |
@.長い髪を中央部分で紐で結び、前後に内側へ折り曲げる。
A.前方は額にかからぬよう櫛を差込みとめる。
B.後方は内側へ巻き紐で結わえて出来上がり。
のちの島田髷と似ているので「つぶし島田」と呼ぶのだそうだ。 |
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2005/6/9女性編 7/28男性編 |
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