homereports on history 雑学・事件の検証etc...レポート
Ashikaga-school/school in the Japanese oldest/足利学校/日本最古の学校

入徳門/寛文8年(1668)創建 学校門/同左創建・奥が杏壇門と孔子廟
方丈/講義や行事や来客のための座敷 遺蹟図書館/明治36年(1903)に開設
庫裡/台所・食堂 衆寮/学生の生活の場 木小屋/薪・農機具置き場
土蔵/堅牢な耐火建築 収蔵庫/国宝の典籍を保管 受付でパンフと一緒にいただく

住所:栃木県足利市昌平町2338

国内に唯一残る、日本最古の学校が「足利学校」だ。
古記録や伝承によれば、もと現在地の南東方1km弱の国府野にあり、奈良・平安時代に諸国に置かれた国学の遺制といわれる。
昭和55年の調査で概ね裏づけられた国学の府であれば、祖父が下野守であった参議・小野篁(たかむら)の参画もあったであろうと推察される。

その後、衰微した学校を貞和年間(1345〜49)、関東管領・足利基氏が興し、さらに永享年間(1429〜40)上杉憲実は、戦乱の中にも僧・快元を招き、学領を寄進し、書を献じ学規を定めた。
応仁元年(1467)長尾景人が現在の地に移築。
漢学・儒学・経学・易学・占卜・医学・兵学とうが講じられ、再興7代の庠主(しょうしゅ・学長)九華のころは「学徒三千」といわれ、フランシスコ・ザビエルにより「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介された。
江戸時代にも学燈は受けつがれ、刀剣なども鍛たれ、文人・学者の来訪も多く、古書・珍籍の秘庫として、遠く中国にも知られた。

当時は、東西≒135m・南北≒120mの長方形状に土塁と濠で囲われていたという。

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