homecalls on Europe ヨーロッパのお城や建造物の紹介
la cite/ラ・シテ(カルカッソンヌ城壁)



難攻不落とゆわれた巨大な城郭都市は戦乱の時代を経て廃虚となっていたが、19世紀に復元されたヨーロッパ最大の中世要塞。
二重の城壁を巡らした昔の城下町で、現在の住人は≒1000。内壁は5〜6世紀に侵入してきた西ゴート族によって築かれたが、それ以前のガリア期から要害の地とされていた。
その後13世紀までに聖王ルイらブルボン朝の王が外壁や教会などを造り、難攻不落の城とゆわれた。
城郭にはガリア・ローマ期、西ゴートの時代、フランス王たちが造営した部分など、さまざまな時代の様式が混じり合っている。17世紀の後半から要塞は衰退し、いつしか廃虚となっていたが、歴史記念物視察官でのあった作家のメリメが興味を示し、建築家のヴィオレ・ル・デュックが復元した。
上の写真は正面入口のナルボンヌ門。

広大な敷地の中は城だけでなく、ホテルやレストランがあり、ひとつの街を築いている。


photo:酎隊長
昭文社「個人旅行20フランス・モナコFrance」を参照


Back
Home