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chateau de vincennes/ヴァンセンヌ城



写真は正面「南門」。
左中の仏国旗がなびく建物は高さ52mの「主塔」。(改修工事中みたい)
城が築かれたのは11世紀。
カロリング王家がサン・モール修道院から森(ヴォンセンヌの森)を買い取り、フィリップ・オーギュスト王が建造した。王は森を12kmにも及ぶ柵で囲い、鹿を放ち王室の狩猟場としたが、その後、動物愛護精神のルイ王になってから、狩猟を禁じた。
ヴァンセンヌ城は数世紀に亘り数奇な運命をたどった「砦」なのだ。
ヴァンロワ朝時代、周囲を堀に囲まれた堅固な城砦へと姿を変えた。
17世紀、王家が他の宮殿へ移ってしまい、国家の牢獄から高級陶器製造工場になり、またナポレオン時代は武器庫に、ルイ・フリップ王のときにはパリの防衛線となる。第二次世界大戦時はドイツ軍の駐留地となった。

「王室礼拝堂」は16世紀に建てられた純粋なゴシック建築。
ステンドグラスとバラ窓はルネッサンス時代のもの。


photo:酎隊長
昭文社「個人旅行21パリParis」を参照


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